梅雨のシーズンが近づいていますね。
以前もブログで紹介したように広がり、ウネリが気になり始める時期です。
この広がり、ウネリなどクセと呼ばれるものはキューティクルの重なりやコルテックスの部分が水分を吸収する量が均一でない事が原因ですよとお話し致しました。
今回はその対処として皆さんがよく選択するストレート、縮毛矯正について書いてみようとおもいます。
よく選択されるストレート、縮毛矯正だからこそチリチリにされて失敗させられたとか、シャキシャキの真っ直ぐなストレートにされたとかトラウマを抱えたお客様がブログを見て僕の所にいらっしゃいます。
そんな悲しい思いをしてほしくないのもあり今後の参考にして頂ければとおもいます。
縮毛矯正、ストレートは本当に繊細な施述になります。
工程的には
※毛髪診断→※薬剤選定→シャンプー→※1液塗布→放置→ ※チェック→※流し→ ※ドライ・アイロン→2液→放置→流し→ドライ
これだけの工程を踏むのが一般的なのですが大事なのは※が付いている部分は特に大事です。
よく見てみるとほぼ全ての工程に※が付いています。
それ程、縮毛矯正やストレートは繊細かつ知略が求められるメニューになります!!
まず初めの※毛髪診断や薬剤選定で判断を誤ったら全てがアウトです。
・髪質は太めなのか細めなのか
・乾燥しているのか?
・ダメージはどれくらいなのか?
・前回の履歴は?
などなどしっかりと判断材料になるものを聞き出せないと髪質にあった薬剤選定ができずにダメージを与えてしまう原因にもなります。
お客さまの髪質は十人十色ですので慎重に選定しています。
※1液塗布
この工程もめちゃくちゃ大事です。
クセが伸びているところのどこまでを塗ってどこまでを残すのか?
これによっては髪のボリュームがペタンコになるか自然な仕上がりになるのかが決まります。
※チェック
髪の毛は鎖状に結合していますが、1液をつけた後の状態は鎖が外れ始めており、これによりクセが緩くなって来ます。この状態を専門用語で【軟化】と言います。軟化の見極めも薬剤選定に続き仕上りの柔らかさやダメージの有無を左右させます。
しっかりとした正確な判断が問われます。
※流し
1液チェック後の流しになるのですが鎖が切れている状態なのでとてもダメージを受けやすいため優しく流して行きます。
ゴシゴシ洗うとダメージを受けチリッっとなったりダメージの原因にもなります。
※ドライ・アイロン
流しあとのドライ・アイロンの段階で質感や柔らかさを作ります。
大抵の真っ直ぐなストレートにされている方は高い温度でテンション(引っぱる力)をかけ過ぎてる事が多いです。
髪質、ダメージに合った適正な温度の見極めがとても大事になります!!
重要項目だけでもこんなにあるのでいかに、知識、経験が求められる技術なのかという事が分かります。
冒頭でもお知らせしたように嫌な思いをして頂きたくないので信頼のおける美容師さんに頼んだり、慎重に美容室選びをして頂けると良いかと思います。
全ての工程が上手くいくと手触りもツヤ感も良いストレートヘアーに仕上がります。
そうすると、朝のお手入れの時間も短縮出来て他の事に時間を使えたり、見た目が変わるのでお友達、大好きな人から褒められる事も格段に増えて来ますよ。
では明日も美髪に!!